もしもの時のエネルギーは何が適切か? について考えてみた

2015-09-18

地震大国、日本。

2011年3月に起きた東日本大震災の恐ろしい光景は、今も忘れることができません。
地震の揺れ、津波、火事…。
命を守るためには、常日頃から、来るべき日に向けて備えを怠らないことが何より重要です。

地震の恐ろしさは、激震の当日だけではありません。
その後の復旧・復興にどれだけ時間がかかるかということも、私たちは身を持って体験しました。

地震が起きると、私たちの日常生活は一変してしまいます。
電気を押せば当たり前のように明るくなる。
いつでも温かい食べ物が食べられる。
それが、どれだけ有難いことなのか…。

地震が起きる前にこそ、震災後の避難生活に対する備えについても、真剣に考えておかなければなりません。

(出典 資源エネルギー庁 東日本大震災のライフライン復旧状況)

そこで、見直されているのが、プロパンガスです。
東日本大震災の際の、電気、都市ガス、LPガスの復旧を比べたデータがあります。
それによると、電気の完全復旧まで約3か月、都市ガスが約2か月かかったところ、LPガスは、およそ1か月後の4月21日に供給が再開できたとされています。

また、震災の直後、炊き出しに使われたのは、もちろんプロパンガス。
確かに、電気、都市ガス、プロパンガスの中で、備蓄可能で移動させることもできるのは、プロパンガスしかありませんよね。
 


私は、学生時代、阪神淡路大震災を経験しました。
幸い我が家のライフラインは、当日のうちに復旧しましたが、避難生活を余儀なくされた同級生も数多くいました。たまたま家に買い置きしていたカップラーメンはあるものの、電気も火も無ければ、お湯を沸かすことができません。その時、空腹を救ったのは、冬場だったため、食卓で鍋料理をしようと用意していたカセットコンロでした。

カセットコンロでは、数時間しか持ちませんが、もし、家に小容器ボンベがあれば、いざという時には、きっと私たちの大きな助けになってくれることでしょう。
 


普段は、テラスでの暖房器具や雰囲気作り、BBQなどの楽しい時間を提供するプロパンガス小容器。
それが災害時には、ガスコンロや発電機代わりになるのなら、こんなに頼もしいことはありません。

私たち人間は勝手なもの。
有事のために備えなければいけないのはわかっていても、ついつい現実感がないうちは、それにお金や労力をかけるのを惜しがってしまいます。

けれども、何もないときでも、生活を楽しく彩るプロパンガスのアイテムが、災害時の備蓄にもなるのであれば、一石二鳥。これなら、すぐに準備しておきたくなります。

もしもの時のエネルギーは、毎日の生活も盛り上げてくれるプロパンガス小容器こそ、相応しいのではないでしょうか。