つい先日、年が明けたばかりだと思っていたのに、もう少しで3月。
日本は、年度替わりの時期を迎えます。
桜の開花予想も発表され、いよいよフレッシュマンたちの季節がやってくるのです。
桜が咲いたら、新生活の始まりです。
4月になれば、街には、新入社員や新入学生となった若者たちの真新しいスーツ姿や制服姿があふれます。
その直前にあたるこの時期、その晴の日に向けて、本人たちはもちろん、今まで陰日向になり支えてきた家族の皆さんも、門出の準備を余念なく進めていることでしょう。
一方、フレッシュマンを受け入れる側も、4月は正念場です。
新人歓迎会と称し、社内、学内では、あらゆるイベントが企画されます。
とりわけ、大学のクラブやサークルは、この時期、最も勧誘に力を入れるはず。
何としても、一人でも多くの新人を仲間として迎え入れたいところです。
クラブやサークル同士がしのぎを削りあい、学内のお祭りムードはいやが上にも盛り上がります。
そんな新入生歓迎のイベントで、他のクラブに差を付けられないためにも、絶対に外せないのが、模擬店や屋台。
人は美味しい食べ物の前では、思わす気持ちが緩んでしまうもの。
初めての場所や雰囲気に圧倒され、緊張している新人たちとのコミュニケーションを円滑にするために、まさにピッタリだと言えるでしょう。
春と言っても、まだ少し肌寒い季節。
特に、温かい食べ物は集客力も抜群です。
焼き鳥、たこ焼き、焼きそば…。
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「熱いよ、気を付けて!」
「焼き鳥、もう1本、サービスしておくよ!」
「たこ焼き、上手に作りますね!」
「あと、どれぐらいでできますか?」
プロパンガスの火を挟んで、あれやこれやと会話が弾めば、新人たちの心も弾みます。
模擬店や屋台から立ち込める美味しそうな匂いは、自然とフレッシュマンの警戒を解いてくれるのです。
日本には、「同じ釜の飯を食う」という言葉があります。
これから、何度も寝食を共にし、たくさんの苦楽を分かち合うことになるかもしれない、新人たち。
その始まりには、プロパンガスの炎で焼かれた、愛情たっぷりの食べ物で歓迎しましょう!