移動車(フードトラック、キャンピングカー)でのプロパンガスの小容器ソリューション

2019-06-30


☑ プロパンガスの小容器(ボンベ)ソリューション

ELGは早くから、モバイルエネルギーであるプロパンガスの小容器(ボンベ)ソリューションにお客様のニーズがある事に気づき、専用webサイトを構築運用して参りました。
 

小容器自体の販売、レンタルから、小容器を固定するラック(モバエネ君)の開発、レンタル。パラソルヒーター、BBQグリル、モスキートマグネット、給湯器、たこ焼き機などのレンタルも一緒に行うことを強みとしてきました。

 

ここ数年の間、多くのお客様からご相談を頂いた内容が、クルマ(キッチンカー、キャンピングカー)に充填してくれるガス会社を見つけたいとのこと。それも背景となり、大阪に限らず全国のガス店様とパートナー契約を結び、最寄りの(充填可能な)ガス店様をご紹介するサービスを強化してきております。

 

全国LPガス供給加盟店ネットワークとは

https://www.elg-inc.jp/network/member.php

 

全国LPガス供給加盟店ネットワークでは、全国のLPガス供給販売先様にご協力を頂き、全国LPガス加盟店ネットワークとして、全国のお客様に最寄りのLPガス供給販売店をご案内させて頂いております。全国すべてのエリアではございませんが順次エリアを拡大しています。

 


☑ フードトラック (キッチンカー) のオーナー様が留意すべき点
移動販売車での加熱調理に欠かせないのがプロパンガスです。ところが、持ち運びができるタイプのLPガスは、ガス店様より、新規契約が断られるケースが多く見られます。
 


その背景にはLPガス業界の取り巻く環境の変化もありますが、多くは「保安業務」における「緊急時対応」が要因となっています。
 

液化石油ガス法(以下、液石法という)ではお客様の安全を守る為にLPガス販売事業者は7つの保安業務を行うことが義務づけられており、「緊急時発生から原則30分圏内※で急行できる範囲に限って販売する」という事が経産省より通達されております。

(※は保安業務に係る技術的能力の基準等の細目を定める告知【平成9年3月13日通商産業省告示第122号】 改正/平成11年12月28日告示第722号 第二条三号より)


① プロパンガスを充填してくれるガス店を見つける。
弊社では、そのような状況を踏まえ、お客様のご利用情報等を詳細にヒアリングさせていただき、その上でご対応いただけるガス店を照会しておりますので、まずはお問合せ下さい。

 

「ガス店ご照会サービス」(有料) をご活用頂ければと思います。

https://www.elg-inc.jp/bombe/purchase.php#gas_inquiry

https://www.elg-inc.jp/bombe/purchase.php#gas_inquiry


充填して貰えるガス店様が見つかれば、指示された充填所に容器を持参すれば、充填して貰うことができます。
※小容器内にガスが多少残っていても充填して貰えますので、完全に空になっていなくても大丈夫です。支払う料金は、正味の充填分のみ。
 

② 移動販売にガスボンベを積載するときの注意点

移動販売車に限らず、ガスボンベの車への搭載に際して法令で明確に規定されています。

詳しくは、弊社のこちらの頁の<LPガスボンベ容器の車両積載・移動する際の注意点>をご覧ください。
https://www.elg-inc.jp/bombe/handling.php
 


移動販売に関連しそうな内容を列記すると、以下となります。
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【液化石油ガス保安規則】
・容器の内容積が25リットル以下である充てん容器等のみを積載した車両であって、 当該積載容器の内容積の合計が50リットル以下である場合は、車両に積載移動時に、警戒標を掲げなくても良い。

 

・一般車両での積載移動は10kg容器2本以下
・必ず縦に積んでロープ等で固定して転倒防止措置を行ってください。
・車内での保管はできません。
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③【新開発】ELGでは移動販売車の外に、ガスボンベを設置する方法を開発しています。

現場までは移動車の中に積み、現場についたら、ガスボンベを外側に設置するやり方となります。

車内などの限られた空間ではボンベ1つにしても場所を取ってしまい、取扱いが難しく感じられる方もおられるのではないでしょうか?

写真を見ながらご説明となりますが、ご参考になればと思います。
バンパーにガスを取り込むコックを取り付けます。左側にあるのは、
LPガス車の「LPガスの充填口」で、それと同じ金具を使って、作ってみました。
 


内側にも、ガス機器へとつなぐホースを接続できるコックを取り付けることによって移動車の中にボンベを置かなくても良くなるので、車内が広々と使うことができるだけでなく、コックに接続することで、車内でコンロなどのガス器具を使用することが可能になり、キャンピングカーなどの幅も広がるかと思います。

動画はこちら↓



④ 更に、10kg×二本のガスボンベを固定するラック【モバエネ君】を活用することで、取扱いが楽になります。
(一本のボンベがガス切れになると、自動でもう一本のガスが供給できるユニットが接続されています。)
 

 

<モバエネ君について>

美観を損なわず、安心安全でご利用いただけるように、ガス供給メーター付でご利用いただけます。ガスの使用量もメーターで管理することが出来ますので、ガス切れの心配がございません。

https://www.elg-inc.jp/hojin/mobaene.php
 

☑ ガス容器を取り扱う上での留意点

年毎にガス容器の耐圧検査が必要です。

ガスボンベは、製造年月日から起算して3年もしくは5年ごとに耐圧検査を受ける必要があります。問題がある場合はその時点で新しい容器を購入するようにと、ガス店から説明があるはずなので、その指示に従いましょう。

よくある質問「保安について」はこちら↓
https://www.elg-inc.jp/energy/faq.php?tm=s

 

☑ プロパンガスボンベの購入方法

容器だけならネットでも買えます。価格はガスボンベ8Kg用で約14000円。ガスの契約先が決まっている方は、ボンベだけ自分で購入される方がお得ですね。

ELGでも、LPガス小容器ボンベの販売・レンタルを行っています。
https://www.elg-inc.jp/bombe/purchase.php#hanbai
 


☑ 調整器が必要です

調整器とは、ガスボンベに取り付けて使う「ガスの圧力を調整してガス器具の使用に適した圧力にする機器」のこと。

充填を依頼するときは、この調整器をガスボンベに取り付けた状態でないと、ガスを充填してもらえません。又、イベント出店などで消防署からガス周りの安全チェックを受け、調整器がついていない場合、出店そのものが禁止されますのでご注意下さいませ。
 

※写真左より、ゴムホース、調整器、小容器
 

☑ 移動販売ではガスと 消火器はセットで用意

イベント出店では電気調理器のみの使用でも、「消火器」の設置が義務付けられています。

今は消防の規制が厳しくなっ ていて、イベント出店では電気調理器のみの使用でも「消火器」の設置が各ブースに義務付けられています。

「消防法施 工令」の第5条の二の六に記載
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第五条の二 火を使用する器具又はその使 用に際し、火災の発生のおそれのある器具であつて総務省令で定めるもの(以下この条及び第五条の四において「対象火気器具等」と いう。)の取扱いに関し火災の予防のために必要な事項に係る条例制定基準は、次のとおりとする。

一 対象火気器具等は、防火上支障がないものとして総務省令で定める場合を除くほか、建築物等及び可燃物との間に、対象火気器具等の種類、使用燃料等ごとに総務省令で定める火災予防上安全な距離を保つこと。
二 対象火気器具等は、振動又は衝撃により、容易に可燃物が落下し、又は接触するおそれがなく、かつ、可燃性の蒸気又は可燃性のガスが滞留するおそれのない場所で使用すること。
三 対象火気器具等は、振動又は衝撃により、容易に転倒し、又は落下するおそれのない状態で使用すること。
四 対象火気器具等を屋内で使用する場合にあつては、総務省令で定める不燃性の床、台等の上で使用すること。
五 対象火気器具等については、その周囲の整理及び清掃に努める等適切な管理を行うこと。
六 対象火気器具等を、祭礼、縁日、花火大会、展示会その他の多数の者の 集合する催しに際して使用する場合にあつては、消火器の準備をした上で使用すること。
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【引用】e-Govサイトより
https://elaws.e- gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=336CO0000000037#110